メルハバ~(トルコ語でこんにちは)ミャーです。ただ今リアルタイムでは首都アンカラ。相変わらずラマザン(断食月)では苦労していますが、現時点でトルコ語の語彙が3つに増えました。
こんにちは、ありがとう、おいしい。
5日に1語のペースですが、まあゆっくりいきましょう。さてブログは3月22日、イスタンブール10日目で実質最終日となりました。そこそこ満足できるだけアチコチ見て回ったので、最後は心残りの無いように、
バクルキョイでチェックしていた店を食べ尽くしておきましょう。
食べ尽くすは少々大袈裟かもですが、残り3軒ハシゴしてきました。
※文中のレート換算は実際にアコムカードで調達したレート7.29を四捨五入して、1TL(トルコリラ)=7.3円で記載します。尚トルコはいま月単位で値段が変わるレベルのインフレ中。あくまでご参考まで。
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ゲリック/GELiKの木の子ピラフ
宿からバクルキョイ迄は前回同様バスで向かいます。バス停にはこのトラ柄の猫がいて、前回はかまってくれたのですが今回はお姉様方の足元から離れませんね。薄情なやつめ。
Cevizlikのバス停で降りて、いつもならバクルキョイの街中へ北に向かう所ですが、陸橋を渡って大通り南の海沿いへ。
金持ちのクルーザーを横目に見ながら西に少し歩くと、目当てのゲリック・レストランが見えてきます。
この店はウェイターのいるレストラン部門とセルフサービスのファストフード部門に分かれていて、サクッと済ます今回はファストフード部門に入ります。向かって右の方の扉を開けると、ファストフードのようなカウンターがありますね。
ここで食べてみたかったのは木の子のピラフ。高橋由佳利さんの漫画「トルコで私も考えた」にちょこっと出てきた料理です。
あったあった、これだ。「あのピラフとアイランをください。あとメネメンも」「メネメン無いぞ」マジですか。こういう時トルコ人て、
とても堂々としてますよね。
日本人も見習いたい所です。でもうーん困った、他の店にも行くから重い料理は避けたいしどうしよう。
なんか肉が美味しそうなんですよね・・・悩むけど・・・
じゃあ以上で。
奇跡の自制心を発揮してピラフだけを受け取り、お会計135TL(986円)を払って席につきます。
作り置きでさっと出てきたけれど、保温器に入っていたので暖かです。何とも旨そうな焼き色じゃないですか。調べた所によると、一度ピラフを作ってキャセロールに入れて、上からピューレにしたジャガイモとチーズを被せてオーブンで焼いているようです。
大きめのスプーンでガツっと掘ってみますと、
お~ハーブの香りがふわりと香ります。
これは多分ディルですね。木の子(たぶんマッシュルーム)の旨み、米を炊くのに使ったスープの旨みは勿論ですが、このディルがこれでもかと大量に入っていて芳醇な風味を与えています。というかもう、
日本人ならレシピに書いてあっても躊躇するレベルでぶち込まれていますね。
なるほど、ハーブってこんなに使っても美味しく仕上がるんだと、目からウロコでした。
さらに言えばこの美味しさ、じゃがいもとチーズで蓋をして焼いているのも効いていそうです。旨みと風味が米粒に行き渡る感じ、これは昨日の牛レバーピラフでも感じました。なるほどなるほど、これは参考になりますね(メモメモ)。
いったいピデとは何なのか。
ゲリックを出てその足で向かったのがこちらのMeşhur Karadeniz Güveç ve Pide Salonuというお店。よくトルコのピザと紹介されることが多いピデ/Pide の人気店です。
持ち帰りのお客も多そうですが、店内で食べることを身振り手振りで伝えると2階は行くように言われました。
空いてる席に座り、メニューチェックです。なるほどGoogle翻訳しても全然分かりませんね。事前調べによると一番上のgüveç(翻訳によるとキャセロール)というのが一番人気でこれもピデの種類っぽいのです。
じゃあ2番目のその名も”ピデ”ってのは何ですか?
ミステリアスなメニューは深く追求せずに、素直に一番人気のを頼みましょう。
きたきた、これです。円を延ばした様なゴムボート型のパンは内側が凹んでいて、形としては確かにキャセロールっぽいですね。
生地の食感はフカっとして少しモチっとする感じ。
羊(たぶん)の挽肉は濃いめに味付けされていて、滲み出る脂がパンとの一体感を出してます。いやいやさすが人気店、これはナカナカに美味しいですよ。美味しいんですけど、
いったいピデって何なんですかね?
推測なのですが、まずピデっていうのはパンの種類。翻訳アプリで英語に訳すとpita bread つまりピタパンですからね。たぶん日本では真ん中を裂いてピタサンドにするやつですが、
無発酵の薄いのじゃなくて、少し厚めの方ですね。
昨日のドネル・ケバブを挟んでたパンもピデと呼ばれてました(前回の記事参照)しね、昨日のも今日のも、似てるといえばまあ似てる気がします。それでピデの上に具を乗せてピザみたいにした料理も、同じくピデと呼ばれてるんじゃないかと。ただですねー、まだ食べてないけれど同じピザみたいなピデで、両端が尖った舟形のがあるんですよ。あれはまたちょっと違いそうな…。
謎は深まるばかりですね。
güveç1個 15TL(110円)安い!!
職人のキョフテとピラフの最強コンビ。
3軒立て続けはツライので、一旦カフェに避難してブログ書き。バクルキョイは居心地良さそうなカフェが沢山あるので助かります。
もういいですか?ダメですもうちょい待ちなって。
胃袋さんと密に意思疎通を図り、ようやくお許しが出たのでいざBakırköy Köftecisiへ!
ここは熟練の職人さんが匠の技でキョフテを仕込み絶妙に焼き上げるという、
待ってる内に段々と盛りが激しくなってますが
まず間違いなく美味しいキョフテにありつける筈のお店です。
お、店頭に値段が出てるけどキョフテ85TL(621円)は安いですね。
店に入りまずは定番のレンズ豆のスープ。ほぉ、ここのは豆の味が濃くて美味しいですよ。スープが旨いと期待も高まるというものです。
さあさあ待ってましたよキョフテ様。胃袋さんの許可がおりるまで3時間くらい待ちましたからね。
期待ハズレだったら暴れますからね。
物騒なこと言いましたが当然味は激旨です。プリッとした歯応えに、肉の旨味が濃厚で…あれこれって、
最初に食べたアヤソフィア近くの店とかなり近い味ですね。
辛いペースト状のソースが付いてくるのも一緒。何でしょう、師匠が同じとかなんですかね。
パンが主食のトルコ人もキョフテにはピラフが定番だそうですが、
やっぱ相性最高ですよね(涎)
日本でもキョフテをパクったハンバーグチェーンやったら流行りそうだけどなぁ。ふむ、やっちゃおうか。
バクルキョイ3軒はいずれもハズレ無く、美味しい思い出でイスタンブールを締めることができました。さて次回はようやくイスタンブールを離れ、トルコ4番目の都市ブルサへ。そしてついにイスラム教の断食月、
ラマザンが始まるのです。
「トルコのラマザンは緩いから大丈夫、旅行には支障ないから」という前情報でしたが、
想像とは違う厳しさに見舞われました。
という訳で読んでくださってありがとうございます。引き続き次回もよろしくお願いします。
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