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台湾12日目:絶品肉まんを皮切りに食べすぎの1日。意外と楽しい!旗津観光も 2019.5.5

投稿日:2019-05-11 更新日:

リアルタイムでは現在マニラに居ます。どうも宿のwifiが調子悪くて、更新ペースが落ちております。取り戻さないと!さて、話は高雄2日目です。

想像を絶する狭小部屋から危うく逃れた今回の宿ですが、中心街に近いというだけではなく、

もうひとつ立地プレミアムがあるのです。

高雄の美味しいもの情報を検索すると必ず出てくる名店、絶品の湯包(タンパオ=肉まん)で有名な「興隆居」、更にその隣には同じく湯包の名店「果貿來來豆漿 」。どちらも湯包だけではなく、蛋餅や焼餅といった台湾朝ご飯の定番を取り揃えて早朝からやっているお店。朝から行列ができることでも有名です。

その2店舗が、今回の宿から1ブロック。徒歩1分の至近なのです。

つまり、今回は絶品肉まんがいつでも食べ放題!ということです!!

台湾39食目:興隆居の「湯包と焼餅葱蛋、鹹豆漿」

5月5日(日)朝5時過ぎ。夢に出てきた肉まんの美味しさに、ごっくんと唾を飲み込み、目が覚めました。興隆居は2年前の台湾旅でも行っていて、その美味しさに衝撃を受けたお店なのですが、

その名店が今回はご近所さん。顔だけ洗ってサンダルで出かけます。

朝5時から既に1階は満席、10人以上並んでいます。

続々と蒸し上がる湯包。バンバン売れていくので、常に蒸したてです。

列に並んで湯包のところまできたら、湯包の個数と、食べていくか持ち帰るかを伝えます。何か言われたら店内か外を指させば大丈夫です。

次が焼餅(サオピン)コーナーです。焼餅というのは、外側がパイ生地っぽいサクっと感、内側がモチっと感、

2つの食感を併存させている天才小麦生地です。

中に何かしら包むのが普通、この店の場合色々選べます。

表でおばちゃんが焼いている玉子焼きはぜひ入れたい。それと前の人が頼んでた多分酸菜らしきものが美味そうなので、マネしました。全部指差しオーダーです。焼餅をもらったら、次へ。焼餅をオーダーしない人は飛ばして会計の方へ行ってもOKです。

ちなみに焼餅の後にもうひと誘惑あります。蛋餅やら作り置きの美味しそうなのがならんだショーケース。ここは現物があるので、欲しければ自分でお盆に乗せればよいのですが、最初に把握して作戦を立てておかないと、

美味そうオーラに理性を失うことになりかねませんので、ご注意ください。

お会計の場所では、豆乳のオーダーもお忘れなく。豆乳は、甘くないのと甘いの、冷たいのと暖かいのを選べます。たぶん甘さも選べます。人気がある冷たい系はパックされて置いてあるので、自分でとってもOK。もしくは会計コーナーの後ろにあるメニュー(↑)をスマホで撮って指差しもいけますね。会計のおばちゃんはちょっと日本語喋れます。

今回は 鹹豆漿(甘くなくて暖かいの)をオーダーし、空いている席を探して座ります。席を確保したら、調味料の用意もお忘れなく。

調味料置き場に取りにいきます。持ち帰りの場合も、持ち帰り用ミニ袋が置いてあるので、忘れずに持ち帰りましょう。特に蛋餅、焼餅は味が無いか薄い場合が多いと思うので、必須です。以前、味のしない蛋餅をわびしく食べた記憶があります。

さあ、ようやく食べられます。

作戦通りの完璧な布陣で・・・あれ?何か1個多い。

右から2番目のは完全に計算外。多すぎです。この店で理性を保つことがどれだけ難しいか、お分かりいただけたと思います。

でも、こんなに欲張って合計91NT$(330円)。激安です!

湯包は肉汁溢れる系です。まるで小籠包のように出てくるので、こぼさないように注意が必要。そしてこの店のすごいのは、

それだけ肉汁じゅわーなのに、全くクドくない。

1個食べたら飽きちゃうというのが無く、ちゃんと朝仕様。焼餅も蛋餅(前回食べた)も美味しいですが、やっぱりこの店は湯包が突出して美味いですね。余裕をもって湯包1つと鹹豆漿なんてのが、オトナな楽しみ方のような気がします。

食べ終わって出てきたら、夜が明けていました。そして、行列は更に長く・・・

思ったより見所いっぱい、旗津観光

高雄の西の端にある旗津半島(もしくは旗津島)は、新鮮な魚介を食べられる高雄でも人気の観光スポット。なのですが、

「また観光客目当てで、実際はたいして美味しくないんでしょ」

と、正直期待していませんでした。でも島へ渡るのに格安で船に乗れると聞いて、腹ごなしにちょっと行ってみようかと。

地下鉄オレンジラインの西側の終点「西子湾」駅から歩ける所にフェリー乗り場があります。

バイクでも自転車でも乗り入れできますが、歩いていく人は海沿いの入り口に並びます。1人30NT$だけど、交通系ICカードを使うと20NT$(73円)になります。安い!

船は次々やってくるので、あまり時刻表を見ていく必要はないですね。

歌唄いのおじいちゃんがいて、気分を高めてくれます。まもなく行列が進んで、入り口でカードをピッとやって船内へ。

よその船を撮ったので、ちょっと違うような・・・でもだいたいこんな感じの船です。1Fがバイク置き場になっていて、2階が客席。外に出ると景色が良く、吹き渡る風が気持ちいい。

高雄のビル群が海から一望できます。一番高いのが高雄85ですね。

10程度で旗津半島到着。まずは海産物レストランが軒を連ねるメインストリートを通って、反対側の外海に向かって歩きます。予想した通り、レストランの店先に並んでいる魚介は、食欲を刺激するほどの鮮度ではないようです。今日が日曜だからかもしれませんね。

ノスタルジックな落花生屋さんがいました。

外海側は海水浴場と書かれていますが、泳ぐというより海の前でのんびりできる公園ですね。幸せな家族を見ながら

少子高齢化に対する罪悪感をかみしめていると、

なぜか大音量でかかる「青い山脈」。日本の古い歌が延々と聞こえてきます。

なんか、昭和の熱海っぽい。

いや、いい意味でです。懐かしく、のどかな雰囲気。

このおいちゃん(左)が、歌の主でした。ちゃんと観客もいますね。

台湾で聞く日本の懐メロ。不思議空間です。

海水浴場の向かいには、旗后観光市場。こんな乾物屋さんが、ずらりと並んでいます。値段は高からず、安からず。

しっかり味見だけさせてもらいました。

星空トンネルを抜けると、そこには

再び海水浴場に戻り、海に向かって右に進むと旗津星空隧道、通称「星空トンネル」というのがあります。これを抜けると旗后山をはじめ、あちこちで良い景色がみられるらしい。

雰囲気のよいトンネル。歩いて抜けた先には、

ズドーンと長い長い桟橋。

竹富島や黒島を思い出しますね。そして今抜けてきたトンネルを振り返ると、

ババーン。

効果音が聞こえてきそうなほど迫力の、浸食されてかっこよく切り立った岩壁。

実際は写真で見る以上!もうこれで充分と、引き返す人も多いようですが、ここから海沿いに時計回りに進んで行きます。

高雄灯台の麓のあたりは、ちょうど内港への船の入り口。この裏を灯台に向かって登っていくと、

内港を行く船が一望!

内港にも外海にも行きかう船がたくさんいて、海上交通の要衝であることを実感できます。昔からこうして海を伝って、人や物と一緒に文化や食が広がっていったんでしょう。

灯台の脇道に「旗後砲台」という案内板があったので、それに従って進むと、

昔、砲台が据えられていた砦の跡にでました。

RPGのようなプチ廃虚感。

結構広くて全景が写せません。ここからの街を一望する景色、そして外海も望める眺めが素晴らしい。

方向を確認したら、あっちが次の目的地フィリピンです!

さすがに見えませんが、そう遠くないはず。海伝いに南下していっている実感がでてきました。

やっぱり外せない?旗津グルメ。

期待以上の絶景に満足し、山を下りて再びメインストリートへ。キリンのBarBEERのキャンペーンをやっていました。台湾では一番搾りもよく見ます。

台湾40食目:不一様赤肉羹の「赤肉羹」

海産物レストランだけじゃなく、こちらも旗津半島イチオシグルメ。赤肉羹という豚の唐揚げをあんかけスープに入れたものです。来た時はちょうど昼時で行列ができていましたが、14時をまわったら待たずに入れました。

炭水化物抜きでシンプルに赤肉羹の小50NT$(181円)。

プラ容器に入ってきました。豚肉はカリカリに揚がっていて、出汁の効いたあんかけスープも美味しい。香菜(パクチー)はセルフで入れるので、苦手な人も安心です。これ目当てでくる程かは分からないけど、小腹が空いたときの1品としてよいですね。

台湾41食目:海忠寶活海產の「シラウオとビール」

せっかくなので、海産物レストランも雰囲気だけは味わいたい。でも、丸のままの魚を料理してもらっても多すぎます。ひとり旅だとこういう時に不便です。そんなときに見つけたのがこちらのお店。100元均一ということで、手軽に試せそう。見た感じ、魚の質や鮮度も他の店と似たり寄ったり。

イカのフリットにビールなんていいなと思っていたのですが、どこもイカは冷凍ものっぽい。そこで、シラウオをフライにしてもらいました。

シラウオは120元の皿でした。台湾ビールのプレミアムを冷蔵庫から取ってきて、ひとり乾杯。200NT$(726円)。シラウオ、まあまあです。

でも、暑い日の昼ビールにフリットは何よりの贅沢ですね。

思いのほか堪能できた旗津半島を離れて、再びフェリーに乗り込みます。

おやつ:渡船頭海之氷の「フルーツかき氷」

もうお腹いっぱいなのに、やはり外せない。かき氷です。フェリーターミナルの近くには、安くて美味しいと評判のかき氷屋さんが密集しています。その中でも一番込み合っていたこちら。

マンゴー入りフツーツミックス。マンゴーミルク氷オプション付き。

せっかくなので(←何が?)フルスペックです。

これで90NT$(327円)って、安いですよね!?でも食べながら考えました。

さすがに、食べ過ぎだと。

台湾のかき氷と、甘いものはこれで打ち止め。胃袋を整えながら本来のメシ旅に戻らなければ。

公園が多い高雄の町散策

フェリーターミナル近くのかき氷屋から、次の目的地(やっぱりメシ屋さん)まで、散歩にちょうどよい距離。と、

広い芝生の公園にSL発見。どうやら鉄道施設を公園にしたようです。

鉄道マニアじゃなくても、ちょっと楽しくなりますね。

高雄の新交通LRT(ライトレール)もいました。こいつは現役で走っています。

公園を抜けた先は、芸術特区。色々な企画展やしゃれた店がたくさんあるエリアです。

あちこちにアート系オブジェがあって、歩いていて飽きません。

台湾42食目:鴨肉本の「鴨肉飯、鴨肉切盤、下水湯」

台湾で鴨といえばアヒルのことらしいですが、アヒル肉が気軽に食べられるのも中華園の特徴です。そのアヒルの名店がこの辺りに2軒あります。もう1店の「鴨肉珍」がもともとの店で、こちらの「鴨肉本」はその暖簾分けとのこと。

店の入り口に、こんな板がかかっていました。

お!なんとなく意味がわかる。

店で食べる人は、先にテーブル番号を言ってね。お支払いは料理が出た後。追加オーダーは並ばずにスタッフへ御申しつけください。あってます?

まずは席を確保し席番号の写真を撮っておいて、それを見せながらオーダーします。

鴨肉飯小、鴨肉切盤の2点は外せません。あとアヒルのモツを使ったスープ下水湯もオーダーしました。

3品で135NT$(490円)。鴨肉飯は、滷肉(ルーロー飯にかける具)にかくれて、しっかり厚切りのアヒル肉がたっぷり。鴨肉切盤も結構なボリュームです。歯ごたえしっかりのアヒル肉は、噛むほどに旨味がでて、美味しいお肉です。

下水湯も、スープの中には「これでもか!」と各種内臓が仕込まれております。

ハツが硬っ。コリコリを通り越してガリガリかみ砕きます。

全体的に「よく噛んで食べましょう」という構成です。

しまった!もっと空腹で行かないと満喫できない店でした。

でも、この値段で、このボリューム、この味は、かなり良い店じゃないかと思います。

高雄2日目にして、身体が重い!

食べすぎなのか、体調不良なのか、自分でもよく分からなくなってきました。自己管理の大切さを感じながら早めに寝ることにします。

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