美味しいものがわんさかあって、小吃(シャオチー)と呼ばれる軽めの1品料理もあるので1日3食では到底おさまらない台湾。この記事は「めし旅」と称して世界を食べまわっている筆者が2019年に2週間した際に食べた、素晴らしく美味しかったもののまとめ記事です。
マシンガンのように高速連射でいきます
ので、これから台湾を旅する方も「これ食べたい!」というものを見つけやすいと思います。なお筆者はもっと前にも2週間の台湾旅をしていてこれは2回目の台湾。なのでド定番料理でも載っていないものが沢山あるし、その分穴場的なものも混ざっています。どうぞお腹を空かせてお楽しみください。
※より詳しいレビューは当時の旅日記をご覧ください。各紹介ごとに該当記事へのリンクを貼ってあります。
※お店の営業状況は、訪問前にご確認ください。
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台北グルメ13連発!
まるごと美味しい台湾ですが、なんでもあってまさに百花繚乱なのが大都市台北。ド定番の牛肉麺はもちろん、海南鶏飯が絶品の「文慶鶏」やガチョウ肉がウマウマの「阿城鵝肉」。ご紹介したいところは沢山ですが、この旅で楽しんだ中から13軒をご紹介します!
魯肉飯・鶏肉飯
それではまず、食欲を刺激してやまないご飯モノからいってみましょう!
①天天利美食坊の「滷肉飯加蛋」
白身はしっかり火が通っているのに、黄身はとろ~り半熟。こっくり煮込まれた魯肉(ルーロー)は細かめなもんだから、黄身と絡むとご飯との一体感たるや、
至福(うっとり)・・・
有名店を何軒も食べまわりましたが、ここのはほんとウマイです。
②方家雞肉飯の「雞肉飯 」
数ある台北の夜市でも、食のクオリティではNo.1と言う人が多い「寧夏夜市」。その中でもトップクラスに人気なのがこの店です。鶏出汁と鶏油が混然一体となって、お腹いっぱいでも瞬殺ペロリ。
さすが台北NO.1雞肉飯と噂されるだけあります。
台北の朝ごはん!
安くて美味しい朝ごはんが山ほどある台湾。豆漿に蛋餅といった定番はぜひ押さえたいところですが、 それに負けないじんわり幸せになれる朝ごはんをご紹介します。
③葉家肉粥の「肉粥、紅燒肉」
大稲埕慈聖宮というお廟の前に屋台が並び、なんとも心地よい朝の空気にぴったりなのが、シンプルなお粥です。 お粥の中には豚肉が隠れていますが、
肉や乾物のやさしい出汁が胃を温めて
1日を気持ちよくスタートすることができますよ。
④無名咸粥の「肉粥、雞捲」
台湾には「無名~」と店名に掲げる店がちょこちょこあるのですが、ここは正真正銘名無しの権兵衛。あっさり滋味豊かな肉粥も良いですが、なんといっても右側の雞捲が絶品で、
ちょっとそこらのレストランでも食べられないハイクオリティ!
外はサクサク中はふんわり。食感と玉ねぎの甘みがひたすら優しい逸品です。
⑤林家乾麺の「乾麺、蛋包魚丸湯」
ネギ以外は白一色。具など一切なく、麺の底に隠れていているタレとかき混ぜていただくのですが、
シンプルにして、ただただ絶妙。
蛋包魚丸湯にはポーチドエッグが入っていて、これを半分乾麺に乗せて味変させると、もうもう堪らない朝ごはんになるのです。
軽食あれこれ~胡椒餅・台湾おにぎり・中華まん・サンドイッチ
⑥福州世祖胡椒餅の「胡椒餅」
専用の釜で香ばしく焼きあがった生地をガブリといくと、
粗めの挽肉がプリップリ!
たっぷりの青ネギが肉汁を吸ってこれがまた・・・。胡椒も効いて止まらない美味しさですが、くれぐれも火傷に注意です。
⑦福州元祖胡椒餅の「胡椒餅」
観光名所「龍山寺」門前にあるこちらも、胡椒餅の超有名店。福州世祖と違ってネギが少なく、
その分、荒々しい肉感が嬉しい。
青ネギの妙は無いけれど、肉のパワーではこっちが上。龍山寺をスルーしてもこれだけは食べに来たいと思うくらい、ウマウマです。
⑧飯糰霸の「招牌總匯飯糰」
モチ米を使った台湾オニギリの人気店がこちら。外観はただのでっかいオニギリに見えるけれど、 中には卵焼きや魚のデンブ、油条など沢山の具が
これでもか!と詰まっています。
甘めのマヨネーズも入り、ずっしり重たく食べ応え満点。食感も味も賑やかで、食べながら楽しくなっちゃうのです。
⑨青島飯糰の「紫米綜合肉鬆」
上述の店の近所にあって、更に有名なのがこちらのお店。白米と紫米を選べます。日本のお弁当に入ってそうなシットリ卵焼きを使う飯糰霸と違い、こちらは香ばしく焼いた卵焼きで具を包むタイプ。そして甘さが少ない分、こちらの方が万人向けかもしれません。いずれにしても、
ガッツリ食べ応えと賑やかな食感は共通。
2軒食べ比べたら、それだけでお腹パンパンですよ~。
⑩極品光復素食包子店の「野菜まん」
インゲンやキャベツ、タケノコなど、肉を一切使わない野菜まんの専門店。ベジタリアンとか健康志向とか正直どーでも良くて、
ぎっしり詰まった餡から、野菜の甘みと旨味汁がじわ~。
写真は一番人気だという芥子菜まん。テイクアウト専門店ですが、冷めないうちにその辺で食べちゃいましょう!
⑪洪瑞珍三明治(重慶店)の「サンドイッチ」
台湾では三明治と書くサンドイッチ。一見日本のコンビニでも買えそうな感じですが、
ペラッペラな見た目にそぐわぬ実力派!
ふわりとやわらかな薄切りパン4枚に挟まれて、味と食感のバランスが絶妙。ハムサンドおすすめです。
ご飯とオカズも楽しもう!
⑫忠南飯館の「紅燒獅子頭」
オカズを見繕ってオーダーするとご飯はセルフで食べ放題。小吃とはまた違う台湾オカズを楽しめるご飯屋さんですが、
この獅子頭が驚愕のウマーーー!です。
ふわふわの肉団子に、味しみしみの白菜。この年の「ご飯のオカズ・オブ・ザ・イヤー」はこれでした!
⑬池上木片便當(民生西路店)の「招牌飯」
池上米という台湾のブランド米を使った人気のお弁当屋さん。テイクアウトはもちろん、イートインで店内で食べることもできます。創業当時からのメニューという招牌飯は、家族に食べさせたいお弁当というコンセプト通り、
地に足ついたじんわり優しいおいしさです。
台中・彰化グルメ5連発!
台北に比べるとごちゃごちゃしてよりアジアンな空気が流れ、旅気分を盛り上げてくれる台中。宮原眼科のお洒落スイーツだけではなくて、熱気あふれるローカルな夜市や絶品市場メシなど、ご飯もおいしい大好きな街です。
⑭宮原眼科のお洒落アイス
きっと台中を紹介するどのガイドブックにも大きく取り上げられているだろう、超有名スイーツ店「宮原眼科」。雰囲気のある店内では美味しそうなお菓子が何十種類も売られていますが、最も人気なのはこの盛り盛りアイスで、
映えスイーツとして有名。
写真映りに忖度せず食べたいものを選んだ結果、本気女子には遥かに及ばぬ映え具合ですが、60種類超のアイスとトッピングから選べて味の方もハイクオリティ。並ぶ価値アリ!です。
⑮忠孝路觀光夜市の「滷味」他
台湾の夜市は、観光要素が強いものとローカル向けのもの、更には若者向けのものと昔ながらのオールドスクールなものに分かれます。台中にある大規模な「逢甲夜市」なんかは若者向けな印象ですが、この忠孝路觀光夜市は、
どっぷりローカル&オールドスクール。
観光夜市と書かれていますが、外国人観光客など殆ど見かけません。車両規制もないので車も人も入り乱れ、混沌とした雰囲気。その混沌が煽るように道の両脇では料理の音や匂いが辺りを覆い、
さながら道全体が厨房のよう!
思うが儘に楽しめば良いのですが、せっかくローカルな雰囲気なら、滷味(ルーウェイ)もいいかもしれません。肉や野菜、豆腐や麺類などを好きに選んで、継ぎ足し継ぎ足しの煮汁で煮てもらう、複雑な旨味がクセになる台湾定番のローカルグルメです。
⑯林記古早味の「ご飯とおかず」
台湾の市場メシには当たりが多い印象ですが、中でも台中第二市場にあるこの店は大当たり!全ての料理の味付けが、
くっきり、はっきりしているのに優しい。
思わず翌朝リピートしちゃいましたから、その魅力は本物です。ご飯が進むオカズと、滋味深いスープが堪りません!
⑰天津苟不理湯包の「湯包」
早朝から朦々と上がる湯気にローカルが列を成す、湯包(肉まん)の名店がこちら。写真は湯包と台湾朝食の定番「蛋餅」ですが、蛋餅は正直そこそこ。でもここの湯包はすごいですよ。
肉々しい餡からあふれ出る肉汁は小籠包ばり。
たった60円ほどで、至福を味わうことができます。
⑱老担阿璋肉圓の「肉圓」(彰化)
肉圓と書いてバーワンと読むこれは、サツマイモ粉生地に粗挽き肉や筍、シイタケなんかの具を包んで蒸した軽食。台中から日帰りで行ける彰化という町の名物です。甘じょっぱいタレがかかって美味しいのですが、生地の触感はムチムチを通り越して
バインバインのボヨヨヨ~ン。
食感込みで楽しい体験です。豚骨髄のまったりスープ龍骨湯と一緒に、観光で彰化を訪れた際にはぜひ!『千と千尋の神隠し』のプニプニのした食べ物はこれがモデルという話もあるので、ジブリファンにもお薦めです。
嘉義グルメ6連発!
台中と台南のちょうど中間にある嘉義は『KANO』という映画の舞台としても有名。でもですね、そんなことはさておいちゃって、スルーするにはもったいない美味しいものが沢山ある町なのです。
嘉義名物の火鶏肉飯
まずは何といっても火鶏肉飯。七面鳥バージョンの鶏肉飯ともいえる料理が、嘉義一番の名物グルメです!
⑲嘉義火鶏肉飯の「火鶏肉飯」
駅前にあって利便性バツグン。同名の店が2軒向かい合っていますが、こちらは創業35年の方です。
しっとり七面鳥肉に、脂と出汁のきいたタレがうまい!
4軒食べたなかで一番バランスが取れているのがこの店でした。
⑳和平嘉義火鶏肉飯の「火鶏肉飯」
間違えてお弁当を頼んでしまったけれど、もちろん通常の火鶏肉飯を店内で食べることができます。肝心の味は、
出汁の効いたタレが秀逸!
お肉がすこーしだけ、しっかり食感ではあるけれど、あっさりしていて上品。お勧めです。
㉑民主火鶏肉飯の「火鶏肉飯」
和平が出汁軸ならこちらは脂軸。
こってりパワフルでうまい!!!
わかりやすい美味しさでひと口食べたら一気呵成。おもわずお替りしそうになりました。
㉒阿楼師火鶏肉飯の「火鶏肉飯」
16時から深夜0時までというこの店は、
飲んだ後に食べたくなるパンチの効いた味。
やや粗さも感じなくはないけれど、味強めガッツリ系でウマイです。
神々しい牛モツとローカルお菓子
七面鳥ご飯の食べ歩きに殆どを費やした嘉義滞在ですが、到着した翌朝に訪れた嘉義市東公有零售市場で度肝をぬかれました。見た目からしてすでに神々しい牛スープは、台湾で食べたなかでも有数の絶品だったのです。
㉓王家祖伝本産牛雑湯の「牛雑湯」
底浅の大鍋でグツグツ煮込まれる牛モツは、
その大きさも、種類の多さも圧巻!!!
見ているとものすごく丹念に火の通し具合を管理していて、もはや「鍋を育ててる」レベル。これだけ強火で長時間煮て、スープが濁らないというのが驚きです。
色々な部位を入れてもらった牛雑湯は、スープをひと口啜ると、
もうもうもうもうもう激旨!!!!
思わず取り乱してしまうほど美味しいのです。タレをつけると具材ひとつひとつが完璧なご飯のオカズになるし、もちろん臭みなどカケラも感じない、只々陶然の1杯でした。
㉔福義軒蛋捲の「蛋捲」
超ローカルな場所にある色気もそっけもないお菓子屋さんなのに、ものすごい人気店。行ってみると、店の前にはニセモノ売りのおばちゃんが出るほどの繁盛っぷりです。
一番人気はこの蛋捲(エッグロールという意味)。名前の通りくるりと巻いてある焼き菓子で中は空洞。
サクっと軽い食感に、卵生地の甘さがやさしいのです。
派手さはないのにあっという間にヤミツキになり、あるだけ食べ尽くしてしまう危険なお菓子です。
※このお菓子のみ、旅日記ブログで紹介しておりません
次回予告
台北・台中・彰化・嘉義と一気に24食ご紹介しましたが、
いやもー美味しいものだらけで大変!
これでも「うーんイマイチ」というものは外してご紹介しているのですよ。さて次回は台南と高雄。どちらも私にとっては2回目なので、度小月の担仔麺とか超定番は抜かして、穴場系も含めてご紹介します。
お薦め!台湾グルメ本
山のように出ている台湾グルメ本。結構いろいろ読んだのですが、その中でも参考になってものをちょこっとご紹介。興味があればどうぞ~。
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